インドアにはしんどい海の生き物
◆暇な休日、車内にての会話
僕「やることがない」
彼氏「ない、行く場所もない」
僕「田舎にも限度があるだろ。なんでチェーンの飲食店しかないんだ」
彼氏「釣りでもするか」
僕「釣りかー、したことない。あと虫がちょっと」
彼氏「この前ブロッコリーに芋虫ついてたの見てから、まだブロッコリーだめだもんね」
僕「大分経ったんだけどね」
彼氏「まぁでも餌だけじゃなくて、ウミケムシとかも釣れるから」
僕「なにそれ、ウミウシみたいな?」
彼氏「そんな可愛いやつじゃない」
僕「(検索して)・・・うわぁ」
彼氏「しかも毛の部分に毒があって、めっちゃ絡まる」
僕「うわぁ・・・どうやって取るの」
彼氏「厚手の軍手でどうにかして・・・」
僕「素手で触ると?」
彼氏「腫れたりする」
僕「こっわ~。百害あって一理なしじゃん・・・」
彼氏「そうなの。まぁでも俺はユムシのが生理的にきつい」
僕「ユムシ?」
彼氏「芋虫みたいな・・・きもいやつ・・・ちくわみたいな・・・」
僕「ライクライクみたいな?」
(※ライクライクとは、ゼルダの伝説に出てくる盾を食べるモンスターのこと。『蓼食う虫も好き好き』にかけた粋なネーミングで、僕も彼氏も大好きだぞ)
彼氏「まぁそうだな、オナホみたいな」
僕「(検索して)ちんこじゃん」
彼氏「まぁそうかも」
僕「包茎ちんこってこんなじゃない?」
彼氏「そうかも。まじで無理。しかも食べる地域があると聞いて戦慄した」
僕「韓国だと食べるんだって。韓国語の名称を直訳すると『犬のおちんちん』だとさ」
彼氏「犬のおちんちん・・・」
僕「犬のってこんなんなのかな・・・」
彼氏「さぁ・・・?」
僕「動画あったよ」
ユムシの乱舞
https://youtu.be/aKYLjP7x4t8
彼氏「うわぁ、思ったよりぐねんぐねん動くねこいつら」
僕「水だか吸う口が見えるね」
彼氏「神様はなんでこんなデザインの生き物を・・・」
僕「ホルモンに似た食感だってさ。へー潮干狩りでも取れるのか」
彼氏「もう潮干狩り行けない」