食べ過ぎると気持ち悪くなるということ
◆焼肉屋さんに行く前、着替えながらの会話
彼氏「今日のご飯は1杯でやめようと思う」
僕「どうした」
彼氏「前回、同じ食べ放題焼肉で食べ過ぎて気持ち悪くなっちゃったでしょ」
僕「まぁ、あれだけ食えばな」
彼氏「やっぱり大盛3杯は食いすぎたなって」
僕「4杯だよ」
彼氏「えっ」
僕「4杯食ってたよ」
彼氏「・・・」
彼氏「・・・またまたぁー!」
僕「4杯だよ」
彼氏「4杯も食ったら馬鹿だろ」
僕「そうだな、貴様は馬鹿だ」
彼氏「マタマタァー」
僕「あの時も認めなかったな」
彼氏「食ってた時?」
僕「気持ち悪くなった時。『3杯は流石にキツイ。食べ過ぎると気持ち悪くなるんだね』って言い出したから、4杯だよって言ったら信じなかった」
彼氏「逆に何で止めてくれなかったの」
僕「あの時、一度トイレで席を立って、帰ってきたらお前がウキウキしながら4杯目のご飯を受け取ってたんだ」
彼氏「あー、トイレ確かに行ってたね」
僕「食事の前に『めっちゃ腹空いてる』と連呼していたからイケるものなのかと思っていた」
彼氏「俺、食いすぎると記憶飛ぶのかな」
僕「そのようです。」
彼氏「今日はご飯1杯までとする」
僕「2杯にしとけば」
彼氏「2杯までとする」
僕「はい」
彼氏「飲み過ぎで吐いてる日ってもしかして食いすぎで吐いてるのかな」
僕「そうかもな。良い年だからそろそろ食事の適量を覚えて」
彼氏「はい」
インドアにはしんどい海の生き物
◆暇な休日、車内にての会話
僕「やることがない」
彼氏「ない、行く場所もない」
僕「田舎にも限度があるだろ。なんでチェーンの飲食店しかないんだ」
彼氏「釣りでもするか」
僕「釣りかー、したことない。あと虫がちょっと」
彼氏「この前ブロッコリーに芋虫ついてたの見てから、まだブロッコリーだめだもんね」
僕「大分経ったんだけどね」
彼氏「まぁでも餌だけじゃなくて、ウミケムシとかも釣れるから」
僕「なにそれ、ウミウシみたいな?」
彼氏「そんな可愛いやつじゃない」
僕「(検索して)・・・うわぁ」
彼氏「しかも毛の部分に毒があって、めっちゃ絡まる」
僕「うわぁ・・・どうやって取るの」
彼氏「厚手の軍手でどうにかして・・・」
僕「素手で触ると?」
彼氏「腫れたりする」
僕「こっわ~。百害あって一理なしじゃん・・・」
彼氏「そうなの。まぁでも俺はユムシのが生理的にきつい」
僕「ユムシ?」
彼氏「芋虫みたいな・・・きもいやつ・・・ちくわみたいな・・・」
僕「ライクライクみたいな?」
(※ライクライクとは、ゼルダの伝説に出てくる盾を食べるモンスターのこと。『蓼食う虫も好き好き』にかけた粋なネーミングで、僕も彼氏も大好きだぞ)
彼氏「まぁそうだな、オナホみたいな」
僕「(検索して)ちんこじゃん」
彼氏「まぁそうかも」
僕「包茎ちんこってこんなじゃない?」
彼氏「そうかも。まじで無理。しかも食べる地域があると聞いて戦慄した」
僕「韓国だと食べるんだって。韓国語の名称を直訳すると『犬のおちんちん』だとさ」
彼氏「犬のおちんちん・・・」
僕「犬のってこんなんなのかな・・・」
彼氏「さぁ・・・?」
僕「動画あったよ」
ユムシの乱舞
https://youtu.be/aKYLjP7x4t8
彼氏「うわぁ、思ったよりぐねんぐねん動くねこいつら」
僕「水だか吸う口が見えるね」
彼氏「神様はなんでこんなデザインの生き物を・・・」
僕「ホルモンに似た食感だってさ。へー潮干狩りでも取れるのか」
彼氏「もう潮干狩り行けない」
作り手のプライベートは見たくないということ
◆プロフェッショナルを見た後、風呂中の会話
僕「作品と作り手は別物というのは、頭で分かっていても混同してしまいがちだな、僕は」
彼氏「あぁ分かる」
僕「作り手の生活や考えを教えてくれるテレビやら本やらは面白いけど、作品を純粋に見れなくなる気がする」
彼氏「作り手の気持ちが透けて見えちゃうと興醒めだもんな」
僕「例えばマジック、種明かししても本当に楽しめますか?ということ」
彼氏「マジックの種は意外と簡単な造りのものが多いから余計にね。」
僕「それでも楽しめるコンテンツはあるし楽しめる人もいるけど、僕はだめ」
彼氏「俺もだめ」
僕「密着取材系は僕にとってマジックの種明かしと同じ。今日久しぶりに見たのは失敗だったかも」
彼氏「そうね」
僕「例えば作者の失恋とか失敗とか、その時の経験を元に書かれちゃうと」
彼氏「作品を楽しんでるのに作者が見え隠れしちゃうよな」
僕「作り手が透けて見えるような作品は、作り手は種明かししないでほしい。僕は見ないようにしてる。」
彼氏「『私がつくりました!』の野菜もそうだよね」
僕「確かにwww」
彼氏「いかにも農家!って人が作ってたらいいけど、目がいっちゃってる人が写ってたら嫌だな」
僕「容姿の偏見になってしまうけど、一緒に大麻育ててそうな人の『私がつくりました!』野菜は買いたくないな」
彼氏「確かに。まぁでも外見だけならいいけど、めっちゃでかいとか、色がありえないとかだったら疑っちゃうよね」
僕「それ君が大麻食べた可能性」
彼氏「なるほど」
僕「種明かしということなら、趣味とか書いてないのが大事」
彼氏「趣味:不倫。浮気相手の畑も耕しちゃいましたw」
僕「サイッテーwww」
彼氏「www」
僕「趣味:パチンコ、毎月8万負けるけど止められません」
彼氏「やだわwww」
僕「まぁでも他人ならまだね」
彼氏「知り合いはなんかな」
僕「知り合いでも良い人なら買うけど、やな奴だったら絶対買いたくない」
彼氏「あとさぁ、めっちゃ旨い野菜だとして、取材行ったとするじゃん」
僕「雑に扱われたりしてたらやだね」
彼氏「それもやだけど、美味しくするために24時間馬糞に埋めてるとかだったらもう食べれないよね」
僕「ねぇよ」
僕「非常に悩む、好きな作品だけに裏を見てみたい気持ちと、今までと同じように楽しめるのかという気持ちと」
彼氏「お前進撃の巨人すきだもんな。来週を待つまでしんどいから見るのを拒否するほどだもんな」
僕「来期が来るまで見た記憶を消したい」
(了)
うんこ好きな時にしろよ!について
◆インドカレーを食べた後、風呂の最中の会話
僕:インドカレー辛かったね
彼氏:今日のは辛さ3で頼んだのに確実に辛さ4以上あったね
僕:行く度に辛さを増している気がする
彼氏:確かに。「あいつはこれくらいはいけるだろ」的空気を感じる
僕:スパイスアレルギーで呼吸止まるかひやひやでしたね
彼氏:今日は鼻水より喉のがやばそうだったね。
僕:インドカレー以外は大丈夫なんだけど、気道が狭まり、たんが絡み、呼吸がしずらくなる
彼氏:もうインドカレー食えないねぇ
僕:好きだから食べるよ。もうなしでは生きていけない。インドカレー屋を墓場とする
彼氏:店は超迷惑だろ
僕:倒れたら駐車場まで走るよ
彼氏:そしたら食い逃げになるから俺追いかけられないんだけど
僕:金置いてけばいいだろ
彼氏:そんな冷静でいられるかな・・・
僕:にしても食べるの手伝ってもらってすまんな
彼氏:いやいや、トイレは地獄だったけど
僕:大変ですわねー
彼氏:お前は?
僕:は?
彼氏:お前はうんこしてないの
僕:夜はうんこしない主義ですの
彼氏:なんだそれwwwきもwww
僕:本当ですのよ
彼氏:「ウンコ好きな時にしろよ!(ドーン」
僕:なにそれ
(おもむろに鏡に指で書き始める彼氏)
彼氏:なんかジャンプっぽいなって
僕:はぁ
彼氏:ルフィが言ってそうじゃない?
僕:まぁそうですね
(おもむろに鏡に「うんこしない主義」と指で書き始める僕)
彼氏:自己啓発本?
僕:「食物繊維に騙されるな!」って目次がありそう
彼氏:「そのウンコ本当に必要?」もありそう
僕:「腸活ブームに疑問を抱け!」もありそう
ありそう
僕「うんこを止めて年収を500万上げる」
彼氏:やばすぎ
僕:うんこってさ、カタカナで書く派?ひらがな派?
彼氏:カタカナだね
僕:僕ひらがな。カタカナで書くと過程っぽくて生々しい。ひらがなは結果って感じがする
彼氏:俺、逆だわ。ひらがなのが生々しい
僕:そうかー
彼氏:それ、多分お前が出してるウンコが カタカナっぽいからじゃない?ウンコ観の違いだわ
僕:うんこ観www お前のはひらがなっぽい?
彼氏:ひらがなっぽい
僕:なるほどなぁ。じゃあ排便は?
彼氏:排便は・・・行為っぽいから不適切。排泄物・・・これは尿も含むから大便では?
僕:確かに。じゃあ大便は?僕は気難しそう
彼氏:堅苦しい?あと、量がある
僕:確かに
彼氏:これくらいかな(両手で受けるポーズ)
僕:これくらいだね!(両手で受けるポーズ)
僕:ルフィが言ってそうなセリフって言ってたけど、よりそれっぽくする手法があります
彼氏:ほほぉ
僕:うんこの後に「ぐらい」とつけるんですよ、その方が語感もいい
彼氏:うーん
僕:「うんこぐらい好きな時にしろよ!(ドーン」
彼氏:うーん
僕:その方が「仲間だろうが!」的セリフにも続けられそうですし
彼氏:でもなんか、それだと本当にルフィがどこでもウンコしてる感じだし
僕:してそうじゃない?実際
彼氏:まぁしてそうだよね
僕:船だよ?
彼氏:してるな。でもそう書かれれるとドラゴンボールの悟空が言ってそうで
僕:「うんこぐれぇ好きな時にしろよ!」
彼氏:言ってそう
僕:言ってそう
彼氏:逆に冷静なキャラなら
僕:バキ君?
彼氏:いやそれはさ・・・
僕:「何!?奴が投げたのは・・・うんこ、だとっ!?」
彼氏:どこでもウンコしてそうだな
僕:「今のうんこが俺の頬を切ったのか・・・!?」
彼氏:「どうしたんだよ。あんたもさ、ウンコぐらい好きな時にしなよ」
僕:言ってますねwww
彼氏:言ってるし好きな時にしてそう
僕:武道家だもんな
彼氏:武道家は仕方ない
僕:もっとクールなキャラ・・・鉄血のオルフェンズのミカヅキ?
彼氏:あれはもうしてるだろ
僕:「え?してないの、うんこ?」
彼氏:言いそう
僕:ハッシュ君はちゃんとトイレでしてそう
彼氏:確かに
僕:「え?ハッシュしてないの?コックピットでうんこ。うんこぐらい好きな時にしなよ。」
彼氏:「ウッス!ミカヅキさん!するっす!」
僕:やじゃない?そんなハッシュ君。やだわ
彼氏:俺はハッシュ君好きだよ
僕:もっとクール・・・えぇーと
彼氏:どこでもウンコしそうな奴ばっかりだな
僕:そうなの?
彼氏:「カミーユ、まさかお前・・・コックピットでうん・・・」
彼氏:「どうだっていいでしょ!ウンコぐらい好きな時にしろよ!」
僕:言ってそうだね
彼氏:で殴られるクワトロ・バジーナ
僕:「これが若さか・・・」
彼氏:www
僕:一回失敗してるんでしょうね。うんこ踏んで戦闘ミスったり
彼氏:いや無重力空間で撒き散らすとかでしょ
僕:そこまでいくと宇宙戦艦ティラミスになっちゃうからほら
彼氏:そかー
(了)