作り手のプライベートは見たくないということ
◆プロフェッショナルを見た後、風呂中の会話
僕「作品と作り手は別物というのは、頭で分かっていても混同してしまいがちだな、僕は」
彼氏「あぁ分かる」
僕「作り手の生活や考えを教えてくれるテレビやら本やらは面白いけど、作品を純粋に見れなくなる気がする」
彼氏「作り手の気持ちが透けて見えちゃうと興醒めだもんな」
僕「例えばマジック、種明かししても本当に楽しめますか?ということ」
彼氏「マジックの種は意外と簡単な造りのものが多いから余計にね。」
僕「それでも楽しめるコンテンツはあるし楽しめる人もいるけど、僕はだめ」
彼氏「俺もだめ」
僕「密着取材系は僕にとってマジックの種明かしと同じ。今日久しぶりに見たのは失敗だったかも」
彼氏「そうね」
僕「例えば作者の失恋とか失敗とか、その時の経験を元に書かれちゃうと」
彼氏「作品を楽しんでるのに作者が見え隠れしちゃうよな」
僕「作り手が透けて見えるような作品は、作り手は種明かししないでほしい。僕は見ないようにしてる。」
彼氏「『私がつくりました!』の野菜もそうだよね」
僕「確かにwww」
彼氏「いかにも農家!って人が作ってたらいいけど、目がいっちゃってる人が写ってたら嫌だな」
僕「容姿の偏見になってしまうけど、一緒に大麻育ててそうな人の『私がつくりました!』野菜は買いたくないな」
彼氏「確かに。まぁでも外見だけならいいけど、めっちゃでかいとか、色がありえないとかだったら疑っちゃうよね」
僕「それ君が大麻食べた可能性」
彼氏「なるほど」
僕「種明かしということなら、趣味とか書いてないのが大事」
彼氏「趣味:不倫。浮気相手の畑も耕しちゃいましたw」
僕「サイッテーwww」
彼氏「www」
僕「趣味:パチンコ、毎月8万負けるけど止められません」
彼氏「やだわwww」
僕「まぁでも他人ならまだね」
彼氏「知り合いはなんかな」
僕「知り合いでも良い人なら買うけど、やな奴だったら絶対買いたくない」
彼氏「あとさぁ、めっちゃ旨い野菜だとして、取材行ったとするじゃん」
僕「雑に扱われたりしてたらやだね」
彼氏「それもやだけど、美味しくするために24時間馬糞に埋めてるとかだったらもう食べれないよね」
僕「ねぇよ」
僕「非常に悩む、好きな作品だけに裏を見てみたい気持ちと、今までと同じように楽しめるのかという気持ちと」
彼氏「お前進撃の巨人すきだもんな。来週を待つまでしんどいから見るのを拒否するほどだもんな」
僕「来期が来るまで見た記憶を消したい」
(了)